2009年7月アーカイブ
ふう・・。
なんとか発表会の様子をアップできてほっとしてる山中です。
とっても子供たちの演技が素晴らしかったので、モザイクをかけずに表情もおみせしたい
くらいです。
さてさて、今後の青少年劇団ですが・・・。
ただいま、参加してくれた子供たちからアンケートを集めています。
その結果次第で、皆様にご覧いただける公演を行うかもしれません!!
もちろんジンバプロデュースです!!
というわけで・・・
今後の活動もお楽しみに!!
あるお金持ちの家のリビングルーム
音楽に合わせて入ってきて、
夕飯をみんなで食べているパントマイム
しかし、無言。
娘 そうだ、今日学校でつぼみちゃんがね・・・
父 ふたば!
母 食べながらお話してはいけないっていつもいってるでしょう。
娘 ・・・はい。
父 (くしゃみ)
母 あなた!!
父 すまん・・・。
娘 (なにかおとす)
父 ふたば!!
母 お行儀が悪いわね。
娘 ・・・ごめんなさい。
玄関チャイムの音
父 こんな時間にいったい誰だ?
2・3
母 食事中に訪問なんて、失礼ね。
娘 私、みてくる。
ふたば、玄関をあけるマイム
刑事が入ってくる
刑事 こんばんは。
娘 こんばんは。
父 あなたは?
刑事 いやー、どうもどうも。
突然すみません。
母 ですから、あなたはどちら様ですか?
刑事 私こういうものです。(手帳を見せるようなマイム)
父・母 刑事?
娘 わーい、おまわりさんだ。
父 ふたば!
母 はしたないわよ。
娘 ・・・はい、お父様、お母様。
父 それで、刑事さんが何のようです?
母 何か、あったんですか?
刑事 これから起こるんですよ。
3人 え?
父 どこでです?
刑事 ここで。
3人 ええ??
母 何が起こるんです?
刑事 いやあ、たいしたことありません。
泥棒が入るんです。
3人 えええ???
刑事 こんなものが届きましてね。
3人 ええええ????
刑事 まだ何もいってませんが・・・。
予告状です。
父 「今夜8時。この家で一番大事なものをいただきに参上します。
怪盗エックス・・・」
娘 もうすぐ8時になるわよ。
母 一番大事なもの・・・?
刑事 というわけで、わたしがやってきたんです。
父 それで、我々はどうしたらいいんですか?
刑事 何、簡単です。
大事なものを私が一度お預かりして、時間がすぎるのを待つ。
これが一番安全です。
怪盗エックスは、時間に正確ですからね。
母 なるほどね。
4・5
3人 はい!
3人、上手にはける
刑事 ふふふふ。
私が怪盗エックスだとも知らずに、馬鹿なやつらだ。
この家はお金持ちだから、今日はたんまりいただけるぞ。
はははははは。
あははははははは。
3人、戻ってくる。
刑事 大事なものをもってきましたか?
おや、みなさん、何もお持ちじゃないですね?
父 ええ、刑事さん。
困ったことになりました。
刑事 困った?
母 もってこれないの。
刑事 は?
父 いろいろ考えたんですが、私の大事なものは・・・
外の駐車場に停めてある、アンティークの外車5台です。
刑事 それなら車の鍵をお預かりしますよ。
父 いやあ、あれはもう古くて動かないんで、かぎなんてないんですよ。
刑事 は?
うごかさないなら何故持ってるんです?
父 あれは眺めてるだけで、私はシアワセなんですよ。(シアワセそうに)
刑事 はあ??
そ、それじゃあ奥様は?
母 いろいろ考えたんですが、私の大事なものは・・・
今まで集めてきた、宝石のコレクションです。
刑事 それは是非お預かりしますよ。
母 いえ、銀行の金庫に預けてあるんです。
刑事 は?
それじゃ、身に着けることもみることもできないじゃないですか。
母 宝石は集めるだけで、私はシアワセなんですよ。(シアワセそうに)
刑事 はああ??
そ、それじゃあ、お嬢さんは?
娘 ・・・。
父 ふたばの大事なものは部屋にかざってあっただろう?
母 えぇ、部屋のタンスにはいっていたわよ。
刑事 じゃ、早く持ってきてください。
もう時間がないんです。
6・7
父 早くもってきなさい。
こないだの誕生日に買ってあげた、金でできたイヌの縫いぐるみだろう?
母 私が買ってあげた、宝石をちりばめたパジャマよね?
刑事 金!?宝石!?
えへへ、早く持ってきてくださいよ。
娘 私の一番大事なものはね、これなの。
刑事 封筒?
父 金のイヌじゃないのか?
母 宝石のパジャマじゃないの?
娘 うん。
刑事 わかりました。
お預かりしましょう。
8時になった時計の音。
父 8時だ。
母 時間ね。
父 車を見てこよう。
母 銀行にいってきましょう!
刑事 おじょうさんも一応部屋をみてきてください。
娘 うん。
3人上手にでていく
刑事 えへへ、ちょろいもんだね。
車と宝石はおしかったが、そんな親の子供だから、何かきっとすごいものが・・・
(封筒の中をみて)
は?
ただの写真じゃないか。
娘 そうよ。
刑事 おっと、いつの間に・・・。
娘 私の大事なものは、この写真なの。
刑事 この写真・・・君のお父さんとお母さんと3人で写ってる写真だね。
娘 うん。
最後にみんなでピクニックに行ったときの写真。
3人一緒に笑って写ってる写真、それ一枚だけだから・・・
私の宝物なの。
いつの間にか、母と父も帰ってきて後ろで話を聞いている
娘 お父様は、忙しくて一緒に遊んでくれないし、
お母様は、いつも怒ってばっかりだし、
8・9
一緒に笑うことってないんだもん。
刑事 そうか・・・。
お金持ちにはお金持ちのつらさがあるんだね。
なんだかかわいそうになってきたな。
これは、お返しするよ。
父 ふたば・・・。
母 ごめんね・・・。
娘 お父様、お母様・・・。
父 そうだ、何も盗まれなかった記念に3人で写真をとろうか。
母 えぇ、それがいいわね。
娘 うん!!
刑事 この流れ、私に写真とってくれって流れだろうね。
3人 お願いします!!
刑事 やっぱり・・・わかりましたよ。
じゃ、3人並んで・・・笑ってください。
3人で笑って写真をとる
父 今度の日曜日、またピクニックにいこうか。
母 そうね、それがいいわね。
娘 うん!やったー!
3人笑いながら上手にはける
刑事 いやあ、めでたしめでたし・・・
ん?私はなにをしにきたんだ?
たしか泥棒だったはず・・・
あのー、
大事じゃないなら、金のイヌと宝石のパジャマくださーい!
3人を追いかけるようにはける刑事
おわり
10
ありがとうございました!!!
*プライバシー保護のため、ジンバメンバー以外の写真にはモザイクをかけています
「貧乏家族と泥棒さん」
登場人物
父 :仕事より家族が大事なお父さん。・・・青少年劇団 Iちゃん
母 :健康でおいしいごはんを作ってくれるお母さん。・・・まこ(劇団春夏秋冬)
娘(つぼみ):小学2年生の女の子。・・・なぜかN田(劇団春夏秋冬)
刑事:その正体は??・・・高橋真由美(劇団春夏秋冬)
作:山中まこ(劇団春夏秋冬)
演出:青木麻衣子(劇団春夏秋冬)
音響:渡辺千恵(劇団春夏秋冬)
ある貧乏な家のリビングルーム
音楽に合わせて入ってきて、
夕飯をみんなで食べているパントマイム
すごく楽しそう
娘 そうだ、今日学校でふたばちゃんがね、またテストで100点とったんだよ。
父 ふたばちゃんは頭がいいなあ。
母 それで、つぼみはどうだったの?
娘 また0点。
3人 わははははは。
母 やっぱりね。
父 まあ、勉強より子供は元気に遊んだほうがいい。
今度の日曜日、またピクニックに行こうか。
娘 また裏の山?
父 お金かからなくていいぞ~。
母 夕飯のお魚も釣ってこないとね。
父 それがいい!
3人 わはははははは。
母 あら、もうこんな時間よ。
父 お、早く寝ないとな。
2・3
玄関チャイムの音
父 こんな時間にお客様だ。
母 隣の奥様かしら。
たまにうるさいっていわれちゃうのよね。
娘 私、みてくる。
つぼみ、玄関をあけるマイム
下手から刑事が入ってくる
刑事 こんばんは。
娘 こんばんは。
父 あなたは?
刑事 いやー、どうもどうも。
突然すみません。
母 新聞ならいらないわよ。
刑事 いえ・・・私こういうものです。(手帳を見せるようなマイム)
父・母 刑事?
娘 わーい、おまわりさんだ。
父 へー、本物かい?
母 あら、すごいわね。
3人 わはははははは。
父 それで、刑事さんが何のようです?
母 何か、あったんですか?
刑事 これから起こるんですよ。
3人 え?
父 どこでです?
刑事 ここで。
3人 ええ??
母 何が起こるんです?
刑事 いやあ、たいしたことありません。
泥棒が入るんです。
3人 えええ???
刑事 こんなものが届きましてね。
3人 ええええ????
刑事 まだ何もいってませんが・・・。
予告状です。
父 「今夜12時。この家で一番大事なものをいただきに参上します。
怪盗ゼット・・・」
娘 もうすぐ12時になるわよ。
母 一番大事なもの・・・?
刑事 というわけで、わたしがやってきたんです。
父 それで、我々はどうしたらいいんですか?
刑事 何、簡単です。
大事なものを私が一度お預かりして、時間がすぎるのを待つ。
4・5
これが一番安全です。
怪盗ゼットは、時間に正確ですからね。
母 なるほどね。
刑事 さ、一番大事なものをここに集めてください。
3人 はい!
3人、上手にはける
刑事 ふふふふ。
私が怪盗ゼットだとも知らずに、馬鹿なやつらだ。
さっき、隣のお金持ちの家に入った兄弟のエックスが失敗したからな。
私は貧乏な家にきてみたんだ。きっと、こういう家こそ金が大事だろうからな。
はははははは。
あははははははは。
3人、戻ってくる。
刑事 大事なものをもってきましたか?
父 ええ、刑事さん。
これです。
刑事 ほお・・・あけてもいいですか?
父 いや、それは困ります。
刑事 はあ?
父 ここで開けられると困るんですよ。
刑事 何でです?
母 お父さん、まさか、へそくりして変なもの買ったんじゃないでしょうね。
父 いや・・・。
母 いつもは家族が一番大事だって言ってたのに・・・
父 そうなんだが・・・これは盗まれると困る大事なものなんだよ。
母 ふんっ。
刑事 わかりました。
お預かりしましょう。
それで、奥様は?
母 私はこれです。
刑事 あけていいですか?
母 いえ、それは困ります。
刑事 はあ?
母 ここで開けられると困るんですよ。
刑事 何でです?
父 おまえこそ、へそくりして変なもの買ったんじゃないだろうね。
母 いえ・・・。
父 いつもは健康でおいしいご飯を作ってあげられるのが一番大事だって言ってたのに・・・
母 そうなんだけど・・・これは盗まれると困る大事なものなのよ。
6・7
父 ふんっ。
刑事 わかりました。
おあずかりしましょう。
で、おじょうさんは?
娘 なんにもない・・・。
刑事 え?
娘 だって仲よしのパパとママが大事だったのにけんかしちゃったし、それに・・・
刑事 それに?
娘 パパもママも何も買ってくれないんだもん。
父 いつも一緒に遊んでるじゃないか。
母 毎日おいしいご飯作ってあげてるでしょう?
娘 そうだけど・・・
それもうれしいけど・・・
父 じゃあ、何が欲しいんだ?
娘 お隣のふたばちゃんはお誕生日にイヌのぬいぐるみとパジャマをもらったんだって。
刑事 しかも、金でできてたり、宝石をちりばめたやつをね。
娘 でも、うちは貧乏だからってお誕生日プレゼントなんてもらったことないもん。
本当は私だって欲しいのに我慢してたんだもん!
だから、大事なものなんてないんだもん!!
父 つぼみ・・・。
母 つぼみちゃん・・・。
刑事 そうだったのか・・・。
父 刑事さん。
刑事 はい。
父 その袋、返してもらえませんか?
刑事 え?でもこれは大事なもので、12時まで私があずかるって・・・
母 刑事さん、私の袋も返してもらえませんか?
刑事 え?
・・・はい。
袋を返す
12時をつげる時計の音が鳴る
父 つぼみ、開けてごらん。
娘 え?
つぼみ、袋をあける
娘 わー。
イヌのぬいぐるみ。
母 つぼみちゃん、これもあけてごらん。
8・9
つぼみ、袋をあける
娘 わー、かわいいパジャマ。
父・母 つぼみちゃん、お誕生日おめでとう。
娘 わー、ありがとう!
刑事 12時すぎて、日づけが変わった、今日が誕生日だったのか・・・。
父 刑事さん、何も盗まれなかったようですね。
刑事 え?えぇ・・・。
母 12時になって、盗まれる代わりに戻ってきたものがあったわ。
刑事 戻ってきたもの?
父 そうだな。
これで、今の私の一番大事なものは家族にもどったぞ。
母 健康で毎日おいしいごはんをつくってあげられるわ。
娘 刑事さん。
刑事 え?
娘 今度どろぼうがくるときは、いっぱい預けるものがあるからね。
刑事 いっぱい?
娘 うん。
パパとママとこのイヌとパジャマ・・・全部大事なものだからね!
刑事 ・・・そうだね。
これは盗めそうにないな。
母 さ、もうおそいから寝ましょう。
娘 うん、このパジャマきて、イヌ抱いて寝てもいい?
父 もちろん!
3人 それじゃ、おやすみなさい。
3人笑いながら上手にはける
刑事 いやー、仲直りできてよかったよかった。
って、けんかの元は私なのかな。
あれ?そういえば、私は何をしにきたんだっけ?
あ、泥棒だ泥棒。
ちょっと、何か金目のものも置いてないんですか~?
3人をおいかけてはける
おわり
|
さてさて、音響打ち合わせ編に続き、稽古編です。
いよいよ子供たちがやってきました。
3人欠席なのは残念ですが、とりあえず発表会は出来そうな人数が
参加してくれてホっトしました・・・。
まずはいつもの通りラジオ体操。
続いて発声です。
今日は・・・7月27日・・・
今頃19日の稽古日誌を書いている、日記のかけない演出家です・・・。
19日は、浦安の青少年会館で行っている青少年劇団の最終回。
前回渡した台本での発表会をする日です。
もちろん役者の大部分は子供たちですが、私たちはスタッフとして音響を担当します。
子供たちが来る前に音響の打ち合わせです!
金持ちチームは・・・
さて、続いては貧乏家族チーム。
演出:マイキー
音響:千恵
代役:N田
となっています。
さて、こちらのチームはマイキーの回転の速い頭でいろいろ説明をしながら進みます。
さてさて、ここからが本編です。
まずは「お金持ち家族と泥棒さん」を演じるチームからご紹介します。
こちらのメンバーは・・・
演出:かつへい
音響:ヤス
演出補助:リンダ
という構成です。
まずは、配役です。
って、ちょっとまって、かつへい。
まだ、子供たちは台本も読んでないのに、何の役をやりたいか聞いても無理だって!!
ってなわけで、まわし読みをして、配役の希望を聞くことになりました。
7月5日は青少年劇団活動の第3回目。
今回と次回でお芝居を作っていきます。
台本は・・・前日にあわてて書きました。しかも2本。
「お金持ち家族と泥棒さん」
「貧乏家族と泥棒さん」
この2本。
10分程度のものですが、さて、子供たちにどれくらいできるか楽しみです。
今回は、私(まこ)は台本を書くだけ。
うちのメンバーを二つに分けて、配役から演出、音響までやってもらうことにしました。
いつもと違う仕事をすることで、うちのメンバーにもいい稽古になります!
ってなわけで・・・
子供たちが来る前に真剣に打ち合わせ。
まずはお金持ちチームのかつへい・ヤス・リンダの打ち合わせ