2020年9月27日 14:03
今日もZOOM稽古です。
今日は発音の基礎練習をします。
というか、今までどうして気が付かなかったんだろう
これって超ZOOM稽古向きじゃん!!
発音のルールとか口の動きとかってZOOMで画面見ながらでもなんの不自由なくできるし、
むしろ、対面よりやりやすいかも・・・
というわけで、今日は久しぶりに基礎の基礎をやります。
何年か前にもやりましたが、メンバーも多少入れ替わっているし、忘れてしまうしね
なので、超基本。
「鼻濁音」と「無声音」について、ルール説明から。
そうそう、忘れていたけど、一応私プロ司会者だったんでした。
こういう時に久々に思い出す。
個人的には、私は鼻濁音はとても大事にしています。
今の日本語ではだいぶ乱れてしまっているとのことですが、
きちんと鼻濁音は使えたほうが、聞きやすいようにおもいます。
まあ、そう思う時点で古い人間なのかもしれませんが・・・
あとは、ルールを覚えやすい、というのも理由の一つ。
なんとなくセリフを読むのではなく、簡単なものだけでもいいから日本語のルール
を意識して、読む。
これだけでも、きちんとセリフを言う、という意識付けになる、というのもある、かな。
多分。
それとは反対に「無声音」についてはあんまり意識していませんし、
ルールも一応あるし(例外も多い)、一応説明しましたが、あまり覚えなくていいよという話をいつもしています。
なぜなら、関東の人はほぼほぼ意識しないでできているし、私は無声音は無声音のままセリフを言ってほしいからです。
でも、演出家によっては、無声音を嫌う演出家さんもいるようで、
無声音を有声化してセリフを言うことを進めているところも多くあるようですね。
もしろそっちが多い??
確かに、そういうととても芝居っぽい話し方になるし、ピンマイクを使って大きい舞台でしゃべる場合はそのほうが
聞き取りやすいかもしれません。
これについては、その劇団の演出方針によるのかな、と思うので、
どちらが正解、というのもないのではないかなと思う。
私たちは小規模な舞台で、自然な演技のほうがマッチするお芝居をすることが多いので
無声音は無声音のまま、しかも、自然にでてくる無声音でいいかなと思っています。
いまのところ。
ですが、無声音とはどういうものか、という事は知っておいたほうがもちろんいいので
今日はそこをやっていきます。
これはみんな何をしているかというと、
声帯が震えているかどうかを確認中。
ちなみに言葉は「ネクタイ」
この「ク」の発音の時に、声帯が震えますか?
多くの方は震えないと思います。
それが「無声音」です。
ルール上は無声音になるのですが、なっていない方がいても私は別にいいかと思っていますので
震える方がいても、特に問題はないと思います。
ちゃんと聞こえて、伝わればいいかなと。
(アナウンサーになるわけじゃないしね)
鼻濁音と無声音が理解出来たら、
つぎは「母音」について。
今日は、「ジンバ風母音発音ルール」づくりをしました。
みんな普通に「あ・い・う・え・お」を言うことができます。
じゃあ、言っているときに、口の中がどういう動きをしているか、
分析したことはありますか?
調べれば教科書的に
「あ」の発音の時は、舌がこうで、くちがこうで・・・
というのもでてきますが、実際に自分たちでどうなってるかを分析していきます。
舌位置、口の形、歯が見えるみえない、などなど・・・
意識してみるととても面白いですね。
その結果できたルールをもとに、口の動きで「無声」伝言げーーむもやってみたのですが・・・
子音はまだやっていなかったので、これは難しかったですね。
というわけで、次回は子音についてやりまーす